時代が変わってしまった
今週、パッチが公開された PHP の脆弱性について。今の会社はPHPを使っていないのだけど、前職のサービスでも深夜対応が行われたようで、対応に動いたであろう方々の顔もなんとなく想像がつく。皆様ホントにお疲れさまでした。
今回は高市総理が直々にTwitterで注意喚起を呼びかけたり、朝のワイドショーでもPHPについての説明が行われたりして、ここまで巷にPHPの話題が溢れたことがあっただろうか。いや、ない(反語)。
昨今の情報漏洩を見ていても思うのだけど、AIエージェントの隆盛によって、これまで隠れていたさまざまな脆弱性が見つかりやすく、攻撃もされやすくなっているのだろうと思う。
常に最新のOSやミドルウェアを使い続けましょうとか、操作権限は必要最小限に絞りましょうとか、預かる個人情報も必要なものだけにしましょうとか、以前から対策として言われていることも、さまざまな事情で、理想通りにサービスを作り、運用し続けることはなかなか難しい。
そうなると守る側もAIの力を借りて、堅牢な仕組みにしていくことが重要になってくる。場合によっては、今のシステムの穴を一つずつ塞いでいくより、AIエージェントをぶん回して、式年遷宮のように、まるっと新しいものを作る方が安くつくケースもありそうだ。すでに動いているものがあるので、「これと同じ動きをするように作って」という指示は、AIが得意そうな領域でもある。
AIが作り、AIが攻めて、AIが守る。ITの世界においては、そういう時代がもうやってきてしまった。2026年の秋という今の地点から、AIエージェントが普及する前の時代を振り返ると、とても牧歌的に感じてしまう。ほんの2、3年前のことなのに。
プログラミング初心者が「こんなサービスを作って公開してみました!」なんてことも、これからは迂闊にできなくなってしまうんだろうなぁ。正直、寂しくもあるし、我々が求めていたのはこういう進化なのだろうか、とも思う。でも、もうこの世界でやっていくしかないんだろうな。