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Always by my side

鳥山雄司さん(Gt.)と神保彰さん(Ds.)によるフュージョンユニット、PYRAMID の新しいアルバムがリリースされた。

今作はストリーミング配信でのリリースで、CD は来月行われるライブ会場で限定的に発売されるそう。我々の世代はとにかく CD をたくさん聴いてきた世代なので、ストリーミング全盛の今でも、モノとしての CD を所有したくなってしまう。とはいえ、家にコンポはあるものの、普段音楽を聴くのは圧倒的に PC や携帯端末からが多くなっているし、まぁ、時代の流れなんでしょう。

アルバムの最後に収録されているのが「Always by my side」。和泉さんが遺した未発表曲を、鳥山さんが完成させたものだ。和泉さんの楽曲らしく、聴く人にそっと寄り添うような優しく美しいメロディが、鳥山さんのギターで奏でられている。もう本当に良すぎて、ずっと聴いている。Aメロのフレーズを最後にピアノで持ってくるとか曲の展開もズルい。和泉さんは鳥山さんに全幅の信頼を置いていたので、こうして形になったことにも納得してるんじゃないかなぁ。亡くなってしまったあとも、定期的に新しい楽曲を聴けるのは嬉しいことだ。

僕が敬愛するもう一人の音楽家、KANさんにも、未発表の曲はありそうだけれど、シンガーソングライターの場合は少し事情が違う。歌詞が書けなくてメロディだけがあるようなことは生前にも話していたけれど、メロディだけでなく歌詞も歌もアレンジも、全部ひっくるめてKANさんの楽曲だった。毎回こだわりにこだわって作品を作っていた人なので、その一部を別の人が仕上げて世に出す ということはおそらくないのだろう。

そう考えると、和泉さんにとって鳥山さんの存在は本当に大きい。僕らにとっても。

いずれにしても、もう本人はいないので、生の演奏を聴くことはできない。本当に残念だし、正直言ってつまらない。年齢を重ねることは基本的にポジティブなものだと思っているけれど、好きなアーティストが自分より先にいなくなることは、あんまりイメージしていなかった。考えてみれば当たり前なんだけど。

ライブとか、やはり観られるときに観ておくのが大事だなと思う。多少忙しくても時間を作って行っているのは、そんな理由。