times文化
前職のSlackには、times文化があった。もともとはエンジニアが始めたものだったけれど、コロナ禍でリモートワークが増えたこともあり、企画職などのメンバーにも広がっていった。
書かれていた内容は「分報」というより、たわいのないおしゃべりといった感じだったけれど、そこにはその人らしさもなんとなく表れる。直接仕事をしたことのない人とも、timesを通じて関係性を作れたり、その後で一緒に仕事をすることになっても、スムーズにコミュニケーションを取れたりして、そんなメリットはあったように思う。
一方で、やはり物議を醸すような内容が投稿されることも時々あって、組織長としてその収束に動いたこともある。スキマ時間ができると、ついみんなのtimesを見て回って時間を溶かしてしまうこともあった。今なら、生成AIにタスクを投げて処理を待っている間に、ついtimesを見ちゃう、なんてことも起きてそうな気がする。
今の会社には times がない。そのおかげで、times が原因の誤解やトラブルは起きにくい。一方で、リモート中心の働き方なので、メンバーの状況をどう把握し、コミュニケーションをどう確保するかが課題になる。
そのために、週報を全員で共有したり、ピアボーナスのような制度があったり、四半期に一度、社員全員が顔を合わせて成果を共有する懇親会イベントが開かれたりしている。もちろん1on1もあり、そういった取り組みを組み合わせながら、組織が作られている感じだ。もう入社して1年以上が経ち、times のない環境にもすっかり慣れてしまった。
結局のところ、times も組織施策の一つなのだと思う。Slack のようなチャットツールも、そもそもは会社が業務のために提供している場なのだから、その意識は持った上で使いたいものだ。